あんの日記

不定期更新

何も考えたくない

前の日記の後からバイトに行ってない。

あんまり休むもんで「希望休とか挟むし9日まで休みにしましょう」と

副社長に言われてさらに9日も休んだ。

 

支度までは出来るんだ。

前日お風呂入って、起きて歯を磨いて顔洗って着替えてコーヒー飲んでバナナ食べて

片手間に化粧して、もうあとは鞄持って出勤するだけ…ここまでは出来る。

しかし毎日家を出ることが出来なかった。

出勤時間過ぎて、泣きながらSMSで「具合悪いから休む」ってメールして

自分を傷つけたくて仕方なくて、でももう傷跡とか付けるのは嫌で

少しくらい穴開けて血が見えたらいいなぁと思って工具箱から錐を持ち出して

刺そうとしたら『Σ痛ってぇ💢』ってなって代わりに毛布を何度も刺した。

そこまで鋭利じゃないから穴一つ空かなかったけど。

 

 

毎朝起きると私の中に『行きたい』『行きたくない』がある。

こういうのジレンマっていうんだっけ?

あれ?やりたいのになんか理由があって出来なくて心がジリジリする事だっけ?

ぬぬ…私の場合はやりたくないのにやらなきゃいけなくて出来なくてジリジリ…。

こんがらがってる。

 

 

大体酷いんだよ。

皆私の話聞いてくれなくなっちゃった。

私が悩んで苦しんで「死んでやる」って泣くほど周りに人が居なくなるのなんでなの?

私はまだ子どもなのに。誰か私の相手してくれなきゃ寂しくて死んじゃうのに。

なのにどうして私の側にきて甘えた声でよしよしヾ(・ω・`)ってしてくれないの?

そしたら私だっておしごとちゃーんと行ってあげるのに。

こうなったらストライキだもんね。

皆が間違いに気がついて私のとこに謝りに来るまでここから動かない。

私がここに居るだけで外の人が困るの知ってるし、私は寝てるの好きだから平気!

皆苦しめばいいよ!私に酷いことしたってわかるまで苦しめ!!

 

セルフイメージが『坊』ですね。

我儘、泣き虫、図体は大きいのに臆病で気に入らなければ大声で泣いて

言う事を聞かせようとするただの赤子。

 

私が『坊』でしかなければそもそも拗ねてバイトになんていかないだろうし

制御不能になって暴れれば入院してたかもしれない。

…ああでも扱いやすいと言えばそうなのかな…機嫌取ってれば言うこと聞くわけだし。

 

今これ書いてる「私」は『坊』に付属してる不完全な『大人』機能。

赤子はギャンギャン泣くし、周りから「どうして?」って責められて自己嫌悪に陥るし

もうホント死にたい。

…な、ぜ…私何故、ここに、イるの?…私、もう辞めたい…こんなブラックな所、今すぐ…辛い、、、

それはもうワンオペ育児が上手くいかなくてそろそろ心中しそうな母子のように。

私はもう全てどうでも良い。泣けばいい。別に気にしない。愛してないから。

それにもうあなた自我あるじゃん。見た目赤子でも自分で立って歩けるんでしょ?

それならあなたがこの体動かしなよ。私別にやりたくてやってるわけじゃないし。

 

しかし「私」の雇用主…というか創造主がこの『坊』であるのでした。

原作は最後立派に自立してましたけど

うちの『坊』はクッションか何かに守られていなければ生きていけないらしいです。

ソレの為に生み出されたのが「私」です。

「赤ちゃんを守る為に生まれた存在」と言えば聞こえは良いけど

実際はサンドバックです。守るべき赤子に蹴られ、周りは冷たい。

私が本当に赤子を抱いていたら視覚情報から周りも優しくなるかもしれないけど

今赤子めっちゃギャン泣きで睨んできて大暴れの状態だからそうでもないかも💧

 

 

「私」は『坊』、赤子の事ばかり考えます。

私は柔らかいただの殻であり、私自身には赤子の様な強い感情が無いからです。

あの子が私を動かしているので、食べたり、寝たり、楽しくなることだけしたいです。

でも私は37年の記憶を持っていて、大人の振りが出来なければいけない存在なので

立場的に社会とか仕事とかお金とかの事を考えている振りをしないといけないです。

 

ただアレは本当に阿呆なので、ここはつまらないと言って暴れます。

娯楽はいらない、愛して欲しいというのです。

私は困りますが、老いた母親に赤子の様に縋るほかありません。

母には酷く嫌がられます。私も「自分は何をしているのだろう」と思います。

ただ赤子は泣き止んでくれる。もうけして母から離れたくないと思うのです。

 

 

 

二つに生まれたかった。

赤子の夢が私を創っているとしても、私の人生を返して欲しい。

仕事に行きたいの。普通の人みたいに生きてみたいの。赤子なんていらない。

私は自分の奴隷だ。そして要らなくなれば忘れ去られる。

 

あなたがけして幸せになれない呪いを掛けます。その位の権利はあるはず。

いつか全てご破算になっても、またあなたは「私」を必要とする。

「私」が居るという事はあなたはきっと苦しいのでしょう。

そして年老いた婆と赤子。寓話めいて酷く醜い。