あんの日記

不定期更新

我が心にも雪積もりたるなり

妹夫婦が新築工事の見学とか買い物とか行く間、子守にかこつけて
のんちゃん(姪2歳)と遊ばせてもらってきた。私の名前覚えてくれてた。

キュンです💖
どうして小さい子って触れているだけで癒されるんだろう。
動物セラピーみたいな?生きているものに触ると元気になれる。
うち来た時にシャボン玉を教えてから気に入ったらしいので
ドンキで買った大きいシャボン玉が作れる奴を持って行った。
しかし2歳なので上手く玉を作れず、諦めてノーマルの奴にストロー突っ込んだまま
思いっきり吹いて顔面が泡塗れになった。
幼児が避けて通れないシャボン玉の洗礼である。
あんなに楽しくて綺麗なのに原液はこんなに不味い…最近のは違うのかしら。
そうそう「食べられるシャボン玉」ってのも売ってたから今度持って行こう。


妹の家の近くに遊具とかあって子供が遊べる施設があったので連れて行った。
屋内も屋外も結構楽しそう。子供パラダイス。見てるだけならかわええ。
しかしのんちゃんはもうしっかり走れるのでちょっと後ろ着いて回ってみたんだけど
アレだけの人数で走り回って事故やケンカが起こらないなんてビックリ。
ぶつかれば「ごめんね!大丈夫?」、小学生は「小さい子が通るよ!」と除ける。

「この子達は何かの訓練を受けているのだろうか…」

と思うくらい広い遊具の空間は子供の社交場だった。
のんちゃんまで大きいお姉ちゃんに「入っても良いよ!」と扉を開けてあげてた。
そんな中、どうしたら良いのかわからないのは私だけでした。
ちっちゃい子たちの方が人と距離間を取るのが上手。

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その翌日、私はのんちゃんパワーで外出しました。
読みたい漫画を電子書籍で全巻買うと破産する事に気が付いたので漫画喫茶に。
途中、回転寿司に寄りました。サーモンが好きなので好きなだけ食べました。

漫喫は行きつけの所がつぶれたので新規開拓でしたが
カラオケが付いてる部屋とか(漫画読みながら歌うのかしら…)
シャワー室なんてのが付いてて泊まれる漫喫なんてのは、
こんな田舎じゃウーバーイーツ並みに都市伝説だと思ってたので
思わずしげしげ見てました。*ウーバーは見た事ない。
自分だけの個室、漫画読み放題ドリンク飲み放題、6時間居て2,000円しなかったので
こんな安かったっけ?💦と思いました。
毛布とか借りられるし十分ホテル代わりになりますね。
ちなみにザ・ファブル読んでたんですけど、9冊しか読めなかった。
電子書籍のおすすめからちょっと読んでなんか面白くて。
あとちょっと、今いいとこ…嗚呼だけど次の巻読んだら泊まり組になりかねない(>_<)
泣く泣く途中で帰りました。また行かなきゃ…。
あ、ソフトクリームもサービスなのでクリームソーダ食べ放題です。

 

 


で、今日は精神科の日。
事前に電話でカウンセラーさんが代わる事を知らされてたけど
出来れば主治医も代わって欲しいなーっと思いながら行ったら

普通に居たので
嗚呼エイプリルフールだからかなと思って深く考える事を止めた。

医者と同じでカウンセラーも短期間で入れ替わるシステムなので
前々任の人はたった1年で居なくなったし前任も2年だった。
百歩譲って医者は薬さえくれればいいので可もなく不可も無ければ誰でも良いが
カウンセラーまでこんなに短期間で代わられては信頼関係を築く間もない
この文句は誰に言ったら良いのやら…県下で一番大きい精神病院で
私は19から通ってるんだけど、なんか事件起こしてから変な感じになってしまった。
カウンセリングは安価で(1,000円弱。個人だと一時間6,000円)受けられるけど
デイケア利用しないなら転院した方が良いのかも。


新しいカウンセラーさんはNさんという人。
中肉中背、落ち着いた低い声、眼鏡、マスク美人、そして仄かなスピリチュアル感。
考えてみれば『心』なんて本人の主観でしか見えないモノを治療するんだから
若干スピリチュアル感があってもおかしくはない気もするのだけど
今までの人にはあまり感じなかった。
それがと出るかと出るか…しかし個人的には占いやカードの類は好きだ。

なんでもNさんは『トラウマ』を専門に扱っているそうな。
患者が抱える精神的苦痛は過去の辛い経験から来ているのではないか。
というのを主軸にものを考える傾向にあるが嫌ならもちろん止めます、と言われた。
はあまあ…( ゚_゚)
今まで通り、自分の思ってる事を取り留めもなく聞いてもらえれば
私は何でも良いんでそれさえ遮らないならどうでも良いですけど。
相性…というのはわからないけど、とりあえず嫌いなタイプではないかな。

 

時間が30分と短かったので心理の中でこうして欲しい欲しくないとかを話してたら
突然Nさんが「あんさんは表現力がとても豊かで面白い人ですね」と言った。
息をのむとか、目から鱗とか…なんかそんな事がポンと起きた気がした。


 ん?褒められた?今私褒められた?
 初対面の人に面白いって言われた?


絵を描いたり文字を掻いたりするのが好きだとか話しながら私は混乱していた。

『面白い人』

そう!💡 そうよ!私は面白い人なのよ!!
ずっと暗くて皆の事が大嫌いで人生が詰まんなくて早く死にたいと思ってたけど
そういえば私は面白い人だった。
生まれてからずっと。死にたくなってからもずっと。
『変』で『おかしくて』、『面白い』。それが私だった。完全に忘れていた。

だから久しぶりに人から褒められて嬉しいって事より
「なんでわかったんですか?!」
って意味不明な問いを投げかけるのを我慢する方が大変だった。
私がずっと探していたものがそれだったから。


多分春のせいか、初対面のNさんが言ったからか。
前任者だって、その前もその前の人も、私との会話の中でよく笑ってくれていた。
私は会話で相手を笑わせる事が出来ていた。
状態としては『面白い人』ではあった。
あんまりにも死にたいとか自分は駄目だとか生きてる意味がないとか
ネガティブに考え過ぎてその状態を喜べる余裕はなかったけど。
愉快なアイデンティティの上で「自分が誰だかわからない…」って言ってた。
Nさんに言い当てられて、心臓に被ってた埃を強く息で吹いて飛ばされた様な心地。
けど『自分は面白い人だ』と思えるようになるまでには時間とコツがいりそう。

本当に面白いかどうかは問題ではない。事実でなくていい。思い込みでも良い。
私が『そうだ』思えて、当たり前のように『面白い自分』を行使できる様になる。
そしたら私は多分、凄い精神的に贅沢が出来る。
しきりに謝ったり怯える必要もなく、犯罪以外で私に許されていない事が無くなる。
私はずっと私の姿をしているのに私らしくない『私の偽物』だったから

私を名乗れず、ただ存在するだけで私を出来ていなくてとても辛かった。
言葉にならなかったけど伝えたかったのはそういう苦しみだったのかも。


『面白い』以外にも、忘却の彼方にあるけど当てはまる個性はまだあると思う。
『生きてるだけでストレスが溜まって死にたくなる』のも個性だけど。
とりあえず『面白い』を足掛かりに考えよう。

「あなたは面白い」と言われて心臓を撫でられたような感覚を覚えておきたい。
やはり春のせいなのかもしれない。

 

 

余談ですが、
診察で母が「夫はこの子の絵を『気持ち悪い』と言います」と言ったので
「でもあの人、美術館の絵ひっくり返して飾ってあっても

 気が付かないじゃない」
と言ったらレミパンが大爆笑してました。
まあでもコレは半分父の手柄なのでした。