あんの日記

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記録

映画を観ました。
レクイエムフォードリーム」とか「少年は残酷な弓を射る」とか。
どっちも陰鬱な気分になる映画でした。

自分の人生が終身刑みたいに感じたら「どうせ」と思って暗い映画見ます。
ヘアスプレーで無理やりご機嫌になったりしたら死んでしまう気がする…。
レクイエムフォードリーム」はドラッグ駄目絶対映画だけど
医者に処方された薬が覚せい剤だったらばどうしようもない気が…。
昔は規制が緩かったんだろうね。

少年は残酷な弓を射る」は殺人鬼の生い立ち(母親目線)の映画。
女性に観て欲しいけど女性は見ると気分悪くなるかも(どっちだ)
どんな殺人鬼も母親の腹から生まれる。
この映画見て少なからず母親に感情移入してしまった人は
殺人鬼がまるで自分の子の様に思えてくる。(まあルックスだけは素晴らしいけど)
「好きだから虐める」「自分を見て欲しくて悪い事をする」は何処までが愛情なのか。
この子の場合、気に食わない存在にずっと世話を焼かれて母と呼ばされたせいで
何か拗らせただけの別の感情なんじゃないか。
それでも何処かに母親への愛はあったのか。ずっと悩む映画でした。
母親役が主演で、張りつめた様な神経質な感じがとても良いんだけど
どうしても息子の心理が気になる。

 

そして精神科へ。
診察券とか丸々鞄の中にあって
「嗚呼、一度も鞄を使っていないって事は一度も外へ出なかったのか…」
と切なくなりました。
一か月部屋でいったい何して過ごしてたんでしょうね。記憶ないです。
映画と鬱とマイクラYouTubeと薬と妄想でしょうか。


「10時間寝て、10時間起きての繰り返し。6日で元通り。
 私だけ一日が20時間。私だけ別の次元を生きてました。」
とかカエルを飼った話とか、あと
「妄想をする媒体になりたい。脳みそだけ水槽に入ってて、電気信号を与えると
 モニタにスッゲー綺麗な夢が映る装置になりたい」
って言ったらカウンセラーさんが
ディストピアみたいですね!」
って返してきてただ者じゃないなと思いました。
「貴女の見ている空想の幸せと似た物や場所は現実にありませんか?」
と聞かれて
「子供の目線で下から見る両親の背中だと思います。守ってもらえる安心感。
 私は親鳥の羽の下の雛でありたがっています」
と答えたら
「うん。今後は現実にも接点を作っていきましょう!」
と流されました。
自分でもなんか聞いてる事と答えた事違ったよなとは思いました。
人と会話するのってすごい頭使うのね…。


受診。レミパンが冬モードでずっと大人しい。
診察時間も5分になった。多分フェリチン(鉄)が足りないんだと思う。あと亜鉛
「無駄な引き籠りじゃないから」と言われたけど、いまいち説得力に欠けるし
無駄じゃなくても意味も無いんだよなぁと微妙でした。

 

とても素敵な夢を見られたことは僥倖でございました。
夢を通して、両親に守られてるのが当たり前だとふんぞり返っていた
無邪気な子供の頃に戻れたみたいでなんかホッとしました。
この部屋で生きててそれだけが良いもので、私を救ってくれました。
きっと良いものは私が見失っているだけでもっとあるんだろうと思いますけど
私は夢にしがみ付いています。


しかし空想や妄想の類は人に話すと無くなるんですよね。
悩みも、苦しみも、ワンダーランドも、秘密を打ちあけたら覚めるみたいです。