あんの日記

不定期更新

正しい私

今日は髪を切ってきました。
白髪も消えました。

出かける前は本当に行きたくなくて、
そんな所でじっとしてるなんて出来て30分…それ以上は発狂する…
と思えて心の底から悲しくて辛くて泣きました。
まるで赤ん坊みたいだなぁと思いました。


ずっと通ってる美容院は何というか「大衆散髪屋」とでもいうか
安価で切ってくれて便利だったんですけど(カットだけなら2000円)
10年前くらいからか、子供の頃から白髪の多かった私の頭に
春先のつくしのように目立ち始めた白髪を染めないといけなくなって
あんまり安くなくなってしまいました。
それでもカットとカラーで一万超えないのは安い方なんだと思うけど。

で、そこも最近コロナのせいで完全予約制になって、料金を値上げしました。
ソレは仕方ないけどちょっと置いといて、お茶が出た。
これね、一般的な女性は知ってるみたいなんだけど、

ヘアサロンはお茶が出る。
あとおしぼりとかお菓子も出るとこは出る。

私はその事実を28歳まで知らなくて、
ある日ふとヘッドスパやりたい」と思って行ったとこ(二万掛かった…)
お茶が出た時に「さっすが高いとこは待遇が違う…」と思って聞いたら
担当してくれた美容師さんに「多分出すところが多い」と言われて
目からうろこでした。マジかよ…。

その後言った普通そう(中見ないと何屋かわからないオサレ感、要予約)
美容院にも真偽を確かめるために行ったけど、お茶は出た。お菓子も。
知らなかった…しかもヘアサロンってマジ綺麗になるんだなって思った。
合理的に、時にアグレッシブに頭髪の長さを変える店じゃないんだって思った。
カルチャーショックだった。
ちなみにお茶は出るようになったけど今の店は何故か綺麗にはならない。
合理的に、時にアグレッシブに頭髪の長さを変える店です。
今んとこそれで良いと思ってます。


そんな店に連れていかれて、もう今日は頭オレンジとか絶対無理。
そんな注文したら色々どうするかとか聞かれて嗚呼もう考えただけでうんざり!
諦めてお任せにしよう…。そして
「大丈夫私はココに居る私はココに居る私はココに居る私はココに居る
私はココに居る私はココに居る私はココに居る私はココに居る私はココに居る」
念仏のように唱えて全集中してました。
前日は結構寝たはずだけど何故か凄い眠くて、
髪の毛と共に何度も後ろに頭持ってかれました。ごめんぬ。

終了。二時間くらいかかった…カラーの間は
阿部共実「湖が舞い子が舞い」四巻を持参して読んでました。
本当は髪邪魔だからもっと短くしたかったけど、なんかボブっぽくなってた。
店から出て、手帳の申請のための証明写真を撮る手間があったので撮った。
あとで母に見せたら「あんた(父方)のおばさんに似てきたねぇ」と言われた。
まあ私若い頃の祖母にかなり顔が似てるので、
その祖母にそっくりなおばさんと似るのは必然ですね。
一応おばさんのことは美人だと思ってますよ。
ただ私、自分が気に入った人の事全員「美人」と認識してしまう奴なので
真偽は定かではないですけど。心の目で見てます✨


携帯の充電0%。
嘘やーん、出かけに50%はあったのに?使ってないのに?待機電力?
たまにありますよね…(´_ゝ`)だので長時間放置する時は
機内モードにする癖がつきましたが、バイト辞めたんで忘れてました。
そこから公衆電話を探す旅に出ました。
20分位歩き回って見つけたのは公衆電話と自分自身。
とりあえず母を呼んで家に帰って泣き伏しました。

 

 

私は毎日しきりに
「誰も私を見てくれない、触れてくれない、助けてくれない。
 だから悲しい、寂しい、怖い。外の世界なんてもう要らない。
 お願いだから私を見て欲しい…」
と母に訴えていて、35年私を見続けている母は「またそれか」という
冷ややかな態度を取りました。

母「こんなにあんたを見続けているのにあんたは全然足りないという。
  私にどうしろというの?」

二の句が継げない。
二つ。認識が違う所がある。
「見て欲しい私は肉体しかり目に見える私ではない」(見えるかんなもん)
「私が母に求めているのは愛情より肉の壁である」(サンドバック)
しかし母は色々と有能だった。
「誰も私を見てくれない、触れてくれない、助けてくれない。
 だから悲しい、寂しい、怖い。外の世界なんてもう要らない。
 お願いだから私を見て欲しい…」
は私の悩みであり、まるっとそのまま答えだったと気が付けたので。

 

私は妄想依存症だった。
SNS依存と同じで、ネットに「居心地がいい場所」(からの逆もあるけど)を
見つけて、現実そちのけでハマってしまうアレと同じ感じ。
私は今SNSの正しい使い方がわかんなくなってて怖いから控えている。
そして妄想も私の居場所だった。しかもかなり誇大妄想。宮殿。自分女王様。
そしてかなりの吸引力。目を向けずには居られない。
今までの日記でも「これ以上ない大切なもの」と褒め称えていた気がする。

だけど私はSNSにも妄想にも「依存」するべきじゃなかった。
適切な距離が必要だったから。
癒着したSNSが正しい答えをくれなくなったから
私はSNSをどうにか傷つけようと躍起になった。不毛過ぎて止めたけど。
そして私は、素晴らしい妄想を永久不滅の物にしたいがために
世界を妄想で塗りつぶしたかった。隙間なく、際限なく。
永久の私の王国で暮らしたかった。…出来るはずが無かった。

 


またペルソナの話良くするけど、今ハマってんだ了承してくれ。

「記憶しておきなさい
 君はこの世界という演劇の一人の役者であると
 君の役割はただ一つ
 与えられた役を見事演じること」(エピクテトス)

私の役は、売り場に立って笑顔でレジを打つことでした。
50%くらいはそうでした。
ソレが無くなって、私の役割は何なのかわからなくなりました。
役割が欲しかったです。
そりゃ辛い事多かったけどやっぱり明るさを求められる役を演じたかった。


私の妄想はある意味「社会&役割」を私に与えていました。
私の為の世界だもの見事に演じたわよのさ。
だけど人生で主役だった事なんてない私にはだわよ。…というか奴隷。
「妄想の為に生きる」なんて馬鹿げた事でも命かけちゃうくらいに。
失った50%をひたひたにしてフル活用してた。


けどSNSの私も、妄想の私(オリキャラ)も須らく仮面
デイケアの私、美容院の私、娘の私、叔母の私…皆仮面。
本当にあるべき姿はそれらを選んで被り演じる「演者」としての自分。
司令塔の様なビッとした自分…のはず。
私は妄想を美化しすぎて、司令塔がなんか言ってるの無視してました。

司令塔「誰も私に気が付かない寂しい苦しい」

だって、だって私は…妄想がもっと欲しかったから!!
私にとって消えて欲しいのはお前の方だから。
お前が足引っ張るから私は妄想で満たされない!!
消えろ!消えろ!幸せになりたいだけなんだ邪魔するな!!

 

しかし、もうかしこーい私は知ってしまった
私がやり方を間違えている事を。
あんなに知りたがっていた「私の正しさ」を知ってしまった。
私の存在や生き方は間違ってますが、全てを見てきた私は正しいです。

私はペルソナだけでなく司令塔…人格を大事にしなければならない。
妄想に浸りたいなら、まず人格を通すべきだ。許すなら物語を綴ればいい。
盲目的に幸せな夢に逃げてはいけない。
その事象は人格がギャン泣きしてどうせ破綻するから。

人として正しい形になったら夢が消える。
私のやってる事は馬鹿みたいだから、夢を見ている様な無意識下にあってこそ
ギリギリ描くことが出来る。漠然とそう思って、覚醒しないように半狂乱。
現実に適応した状態ではきっと何もかも白日の下で何も生まれないと思った。


しかし見くびることなかれ!
わたくしが何年うつけ者をやってきたと思っているのですか?
正気でも、大分頭オカシイです。
無力で無害、頭下げ下げ愛想よく、それで何とか生きてる様な奴です。
夢漫画?無論描けますよ!!
しかも頭がしっかりしているなら物語の構成や構図を練ったりだって
今より上手く出来ます。pixivにあげよう!!(黒歴史)
頑張って無視されていた人格の苦しみを取り除いたとしても
きっとあなたのいう夢は見えていると思います。

 

 


言いたい事は一つ。

「私は貴女の世界最強の味方」

貴女がしたいことをするために私がいる。
私の役割、多分これもペルソナ…自分の内側用の仮面。


つまり司令塔は私なのだ。
じゃあ、今泣いている私より強そうなアレは何なんだろう。

 

精神は謎が多いな。