あんの日記

不定期更新

流れとよどみ

「お前の人生は最低だ」
「お前には何も価値がない」


そう父に言われる。
そう言う父は私のためを思って言っているんだとは思う。
言葉選びが壊滅的に下手なだけ…ではないんだけど。
「何故私を励ますのにその言葉を使ったのか」を
本人説明させたとしても正論しか無くてうんざりするけど。
でも別に悪口を言いたいわけではないのはわかる。
あと正しい事が相手を傷つけてる自覚がないのもわかる。


父の強さは正しさから来ているように思う。
自らが正しければ相手からどんな攻撃を受けようとこちらの勝ちである。
そんな父なので警察官が適職だったのかもしれない。正しいのが仕事だし。
多分幼少期からその気はあったと思うんだけど
警察になる前に大学で色々あった時は借金作ったり失踪したりで
ボロボロになってたらしい。父の人生で一番「正しくなかった」時期だ。


なんか父ムカつくから「正しくなくなればいいのに」と思ったけど
もう還暦過ぎて仕事もやめて大きな失敗もしなさそうなので無理だと思った。
被害者側だと装甲やたら強いから、加害者側で自分で過ちを犯させないといけないし。
そうなったとしても、流石還暦というかハイパー自己弁護で「間違いは誰にでもある」
「仕方なかった」「反省している」とか記憶に浮上するたびに中和しそう。

普通に二階の窓から突き落とした方がスッキリすると思う。
父はその性格が災いして過去二回、恨みを買って親族に窓から突き落とされている。
警察官で「正しい」のに…わけがわからなさは私より上かもしれない。

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父はどうしたら「死にたい」と思うだろう。
そろそろガンとか心配な歳だから、入院して長ーい闘病生活を送ることになったら
「早く死にたい」と思うだろうか。
そしたら「わかる」って煽ってやれるのに。まぁ本当の死と希死念慮の死は違うけど。
アベンジャーズとかヒーローみたいに誰かを助けるために自分が犠牲に!
みたいなのは容易に想像つくな…(´皿`;)


私が死んでも多分普通に焼いて埋めるだけ。
喪服着てる間は多少悲しそうな感じにはなるけど
心のどこかで「心配事が片付いた」と思うだろうし
酒の席とかでうっかりソレ親族に言っちゃうと思う。
(だから二階の窓から落とされるんだと思う)
もしかするとのんちゃんが悲しい事になっても「死にたい」とまではいかないかも。
…何だコイツ。メンタル鋼か?どうやったら殺せるんだ?拷問とかか?


そんな正義が好きで絶対鬱にならないど正論タイプ親父
甘ったれで空想を愛し絶賛希死念慮で引き籠り中の私
大分相性が最悪なので
同じ家に住んでもなるべく関わらないし、送迎とか二人になる時は
冒頭のような事しか言わないので、私は地蔵みたいになります。
父の発言は父の個人的な意見だけど、それには世の正論が多分に含まれている。
そのせいでまるで私は世の中から批判されている様に聞こえる。

そして私は「またか…」とうんざりしてそっぽを向く素振りが出来ない事がよくある。
世の中(父)が私を否定するなら「そうに違いない」と思って、耐えられなくなる。
でもそれでもいい、早く私を撃ち殺して!刺し殺して!その言葉で!その力で!
殺して!殺して!早く殺して!どうして傷をつけるだけなんだ!いつもいつも!
とどめを刺せ!自殺なんか絶対しない!私は殺されたいんだ!
「死ね」と一言命令しろ!そしたら満足してお前の指示で私は正しく死ぬ!


自殺が正しくないからきっと私は死ねないんでしょうね。
事故死や殺されるのが正しいかと言われてもわからんけど。自分には責任ないし。
私はヒーローにはなれないけど、父と気性が凄い似ているんです。
どうせなら鋼のメンタルも似て欲しかったけど…。
父の事は「なんかもう死んでくれないかな」とは思うし、カウンセリングでも
「父が死んだらやっと自分の人生を生きられる気がする」とか言ってますが
実は父の事は好きです。(歪)


母曰く「仲が悪いのにお互いに相手が自分の事を好きだと思い込んでいる」

だそうです。
私と父の両方に直接言ったので、双方「なるほど」と言ったのは面白かったです。
だってもう一々顔色とか窺うの面倒だし、「嫌われている」と思うより
「愛されてる」と固定しておけば楽だし。
愛のどんぶり勘定です。でも死んでは欲しいです。きっとそれも
人生通算3度目に父が二階から突き落とされたとしても
世の中に殺されたがってる私が落とされてもそれはです。


母親には殺されたいけど、父親は嫌だな…
母親に殺されるなら「ありがとう」と「ごめんなさい」ってずっと言う。
父親は動ける限界まで暴れて唾吐き掛けてずっと「お前が嫌い」って言ってそう。
ああでも、どちらからも逃げはしないかもしれない。

 

 


ずっと、死ぬことを考えてる。死なないけど。

眼鏡ぇさんの「幻聴」。
本人が病気だと自覚できない場合が多い。
隣人の声か、想像力で電波だったり、幽霊だったり色々な形になる。
でもまさか幻聴だとは思わない。

発症してない人に『例え話』として考えさせれば
「それって幻聴じゃないの?」と、聞いたことが無くてもすぐ連想するのに。
聞こえている間、自分がおかしいとは一ミリも思わなかったらしい。
「危険が迫っているから逃げろ」と言われ、飲まず食わずで逃げ続けたとしても
「幽霊の攻撃を防ぐために」家中がアルミホイルだらけになったとしても
「笑え」と言われて大声でずっと笑うことになったとしても
「正常」を演出する脳が故障しているので本人は気が付かない。

「自分が病気だと思ってる人は病気じゃない」
って言葉があるけど統合失調症に関してはそうだなと思った。
「罪人の輪」も似た様なこと言ってたけど。

 

ずっと、ずっと死ぬことを考えている。死なないけど。
今年は自分のために何回死んだふり自殺をするだろうか。

私は人生を無駄にしている。
私はまだ若いのだし、これからの自分の人生を
生き生きと自分の力で生きていかなければならない。
私はダイエット、そして心身ともに健康になるためにジョギングをするべきだ。
私は家にばかりいないで外に出るべきだ。アルバイトを。
私は道路工事のバイトをするべきだ。あの人たちは素晴らしい。


何故何もしない?何故何も考えない?

どうして自分で生きようとしない?

 

 

おしえてあげないよ。じゃん。