あんの日記

不定期更新

てんしなんかじゃない

大学に行く理由がなくなった。
これから何を目標にして生きていけばいいのか
わからない。
妹に言ったら

「他人を目標のダシに使うな。自分で決めたことをやれ」

と怒られた。

 


オカシイ。
私は今まで確かに他人のために頑張ってきたけど
それは私が決めた私のやりたいことだった。
世のため人のために働くことは大変ご立派ですのよ?
いつの間に相手から助けを求められないと
何もできないような状態になっていたのだろう。
これじゃ病人の血を飲んで生きてるコウモリみたいだ。

 


人間は何にもならなくたって空気みたいに生きていける。
大きな夢を持たずとも、立派な偉業を成し遂げなくても
住むとこと適当な仕事があれば何もしなくていい。
でも私は無難なんて嫌いだし、お父さんは私に

「病気を克服して立派な人間になる」

呪いをかけた。そして私はそれが気に入っていた。
私は人生で何かをしなければならないと思っている。
今までの無価値な人生が、宝石になるような事。

 


私は人を助けたかったわけではない。
ボランティアは嫌いなタイプだし
内容によっては高給でもやらないだろう。
私はただ誰かに頼られたかったのだ。
頼られたら、嬉しくなって、凄いやる気が出た。
だから全く興味ない苦痛でしかない勉強も頑張れた。

 君が為。

他人から必要とされる自分が大好きだった。
低い自尊心が満たされた。
手を差し伸べながら、優しくしながら、を盛っていた。
幸せになってしまったら私は必要とされなくなるから。
でも需要と供給は成立。ある意味で共依存
私はナイチンゲールの様な献身さの裏で
相手に「私を必要とする」という見返りを求め続けた。

 


しかし「大学に行きたい」と私が思ったのは
「困っている人を助けたい」と思ったからに相違ない。
ただそう私に思わせたのは別の人だった。
そして餌が前にぶら下がってないと私は走れないらしい。

 


大きくなったら何になりたい?
小さい頃は別として、高校に入ってからは自分が
怪物の様に思えていたから、将来…未来なんて怖くて
考えたこともなかったし、考えたってわからなかった。
自分が何がしたいのか今もわからない。
ただ前提条件はある。

・求められたい。
 必要とされたい。
 低い自尊心を満たしたい。

今の暮らしのまま死ぬなら関係ないけど。
今後転職するなら、前提が「人助け」などではない事を
肝に銘じて置かなければならない。

 


私のキャスに来る傷を抱えた迷える子猫ちゃん達
私を好いてくれて、懐いてくれて、ありがとう
私もあなた達が私を頼ってくれた時、凄く幸せでした。
そして感じたんです。


私には人を救う使命があるって!
(必要とされるって気持ちイイ!!)


介護職とかも確かに必要とはされてるだろうけど
多分助けを求めてるのは主に職員の方だと思う。
それに私が欲しいのは「ありがとう」

じゃなくて「助けて」だから。
あと私発達障害だからどの職場でも楽ってのは無いしね。
だから自室っていう、ストレスの無いとこで
頼られてのぼせ上がっちゃったのかもしれないね。

 

 

いまPMSで頭の中の鍋が中火でぐつぐつ言ってるから
少し表現が誇張されてるけど、私は本当に人助けに
向いてない気質なのかもしれない。


だってどうしても見返りは欲しいもの。