あんの日記

不定期更新

胸の火

大学に入って心理学を学び

心理士の国家資格を取る。
まさに天啓でした。
私の人生には苦しみしかない。
だからからこそ、見返りとして望む光りは大きくなる。
そんな感じで私は一瞬にして光に包まれたのでした。
33年生きてやっと手に入れた私の将来の夢だ!!
大切に実現に向かって努力しよう!!


でも、人生がそんなに甘くなくて。
私は体調を壊しまくりました。
体調不良の時は、割と精神状態が安定してるので
勉強できないことにも「仕方ない」と思えるんですけど
が入ってくると
「勉強しなければいけないのにどうしてできない!!」
「ダメ人間!!嘘つき!!勉強できないなら消えてしまえ!!」
とか自分からの激しいバッシングが来ます。


そんな時間が2か月くらいあって、
ものっそ久しぶりに参考書を開いた私に
天啓の効果は全く残ってませんでした。
余韻も残り香もなく消滅しました。
「え…なんなんこれ。めっちゃ苦痛。意味わからんし…」
勉強してもそれしか思いません。
そもそも頭が悪いですしね。


そういえば、冷静になって考えると大学に入る事自体が
壮大な現実逃避なんですよね。
カウンセラーとして金稼ぎたければもっと手っ取り早い
方法があるのです。(そりゃ給料は下がりますけど)
でも私は一番回りくどい道を選んだ。何故か。
輝かしい将来夢を見ていられる時間が長いからです。
勉強なんてオマケ。
私は『夢見る受験生』になれてとても幸せです。

 


妹曰く、私は「終わってる人間」だから。
33歳は女性ならもう大体終わってるというか片付いてて
家でお母さんやってるか、自分の仕事で一旗あげてるか
…まあ、私みたいに発達障害年金もらって幸せに暮らす
とかでも立派に社会人だと思うから良いんだけど。
この「終わった年代」から何かをするのは相当キツイ。
それに変な歳で大学行く人って、相当の利用がなければ
大体思考回路がおかしい人


それでも妹は応援してくれた。
「18歳の時からずっとサボり続けてた人生の選択を
 やっとする時が来たんだよ」
と言われた。
「…違うよ。サボってたんじゃない。
 33年間苦しかったけど諦めずに生きたから
 やっと出てきた選択肢なんだよ」
言えなかったけど。
やりたくない決断は絶対しない。妥協できない。
これだと思ったものには猪突猛進。
そんな所もある私です。

 

 

私が。私がこの手で壊してきた人生
でももし未来がわかっていたとしても
きっと私は自分を大事になんて出来なかった。
耐えられなかったと思う。
薬物依存。自殺未遂未遂。昼夜逆転。躁鬱状態etc
全部私が生きて行くのになくてはならなかった。
今、皆みたいに普通に生きられないことは辛いし
初めて悔しいと思う。
だけど私は過去の自分を責められない。
そういう人生のそういう私がただ居たってだけだ。

 

とどのつまり一杯頑張るしかないよね。
生きてるうちに自分一人で考えて行動して
何かを成し遂げたって思いたいんだよね。

何もなくても幸せだけど、でもやっぱり燻るんだよね。