あんの日記

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今日は仕事終わりにTully'sで
カウンセラーさんへの礼文の考案を練ってきました。

カロリーの高い飲み物ばかりだったので、「豆乳の…」
言ったらお店の人が「豆乳大丈夫ですか?」と言って
来たので「ていうか‥あんまりカロリーの高くない物が
良くて…でもブラックコーヒーは味気ないというか~」
素直に話したらノンファットミルクでカプチーノ作って
くれました。
ノンカロリーシュガー渡してくれた時に
「外国だとコレ(ノンカロリーシュガー)
 置いてないんですよ?(o^―^o)日本だけらしいです」
と豆知識を教えてくれました。
不思議。太ってもいいのかな?
「太りたくないならまずTully'sになんか来ないわよ」
「糖分ガッツリ取って勉強するのがmustでしょ?」
みたいなことなのかな。

 


礼文はなかなかまとまらない。
何せ19くらいの頃からの付き合いだから。
長すぎて、何に感謝して良いのかわからん。
あと漫画にしたい。感動系の。


19の私ってったら。
なんかヘラヘラしてて地に足が付いてなくて。
何かの薬とお酒とジュースを常に携帯してて。
あと砕いた薬とストローも携帯してて
病院でもらったやつと、薬局で買ったやつと
薬局では売ってない奴
「いつでも幸せになれる装備」

してた。だから無敵だった。
嫌になったら死ねばいいんだと思ってたし
でも絶対自分は死なないと思ってた。
楽しかった。それが普通だった。


カウンセリング受けたいって言ったら
「貴女はまだ受けられる状態にない」と言われた。
↑のことは言ってないのに…
詳細はわからないけど基準でもあるのかな?


んで、やっと受けられるようになったけど
話すだけ。
延々と自分の思ったこと、感情、思想について話すだけ。
それにTさんはうなづき、合いの手を入れ、先を促し
自分で何言ってるかわかんなくなったら整理してくれる。
「何の意味があるのかはわからないけど
 話聞いてくれるのが楽しいからいいか」
と思って続けてた。
それに他の誰が私の話なんか聞いてくれる?
絶対「それは違う」「良いんじゃない?」「君が悪い」
「何も心配することないじゃん」「俺の場合は──」
みたいな評価や叱責、自分の話に持ってかれるもん。
そういうの要らん。私の話を聞いて欲しいの。
Tさんはいつも私を主役にしてくれるから良かった。


そんな感じでカウンセリングを受け続けた。
とりあえず抱えている事を全てぶちまける
今日の天気が良いとかしか思いつかなくなるまで。
でも私の言いたいことは一言も言えてないことに
私は気が付く。

それについてまた話して話してようやくたどり着く

大切な一言を大事に抱えて帰る
翌月にはまたたくさんの情報に埋もれて
身動きが取れなくなっている私が来る。
また話して話して、その繰り返し。


やがて、私は自分の心を漫画に描くようになる。
聞き手と話し手が一対一で色々言うのでほとんどが文字。
5冊くらい描いたが、何処を読んでも同じことの
繰り返しでゾッとするとともにうんざりした。
だけど無性に描きたくなる時は良くあった。


Tさんは私の『形』を思いだすのに有用だった
Tさんの反応は、というか存在は常に一定
私が何を言っても、どうしたとしても、変わらないし
私はそれを信頼しているから、とにかく困った時は
Tさんに何かをすれば跳ね返ってきたものが
自分の形を成形していってくれるみたいな気がした。


かくして私は人に相談された時いつも
「Tさんならどう言うかな」
って思うようになっていた。
思うに、Tさんが10年以上掛けて私にしてくれた事って、
私の愚痴を聞くだけじゃなくて、混沌の中にいた私に
「自分の話を聞く自分」(つまり『理性』)
インストールすることだったんだと私は思っている。


精神が健康な人や、人間的に完成している年の人には
カウンセラーの偉大さはわからないと思う。
「自分の話を聞く自分」は私にとても良いものをくれた。
本当の話。私しか知らない話。興味深い未来の話。
だけどまだ私は弱い。
本当はTさんに何処にも行って欲しくないのである。

 


なかなか、お礼はまとまんない。
「貴方が好きです。貴方に会えてよかったし
 貴方は恩人であり、第二の母です
 本当にお世話になりました。
 ありがとうございました。
 いつまでもお元気で幸せであるように祈っています」
で良い気もする。
むー。