私は間違えました。
私は現実には苦しみがないかのように説きました。
楽園であるかのように言い聞かせて、導きました。
全部嘘でした。
より鮮明な悪夢の続きがあるだけでした。
幸せになんてなれるわけがないのに、
私はここに来てしまいました。
本当はここに来るべきじゃなかった。
だってここしか行く場所なんてないんだよ?
嘘をついたとかどうでもいい、一択しかなかったんだ。
君は悪くない。
自分を責める必要なんてない。
私には責任がある。
彼女をせめて死なない様に守る義務がある。
幸せにならなきゃいけない。
私が幸せにしなければいけない。
辛くて、苦しくて、泣き声、悲鳴を上げても
それだけは果たさなきゃいけない。
でもできない。どうして出来ない。
こんな簡単なことがどうして!!!
ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。
私だから。私が悪いから。私だったから
あなたが幸せになれない。
私が死ねたら。あなたは天使のまま成仏できるはははは
はははは面白い。おっかしいのねぇ。何書いてるの?
はははばーかばーか幸せ?なにそれ。なれば良いじゃない
勝手に。何が幸せかなんて自分で決めてよ。
権利?義務?責任?知らないし。
むしろ悪夢から覚めさせてやっただけ感謝して
欲しいくらいだわね。ここでまた不幸になっても
そうならなくても、それはあんた次第だから。
強く望みなさい。
あなた今、何が欲しい?