あんの日記

不定期更新

うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと

のんちゃんの為にプールを作らなきゃいけなかったんですけど
起きたくなくて、「あとでやる」って言い続けてたらもう出来てました。
ほらこのように、この世は私がいなくてもちゃんと回るんです。
私は必要ないんです。
私も要らないです。
あとは私が消えられたら何も問題はないのに。


起きたのは夜7時。
バーにいる件の友達から電話かかってきて、「いつでも掛けて☆」とLINE
正直もうどうでも良かった。私は誰も居ない所に行きたい。
遠くに行きたい。それか夢の中か。純粋な現実逃避か。私は休みたい。
覚醒してる間現実は私を苦しめる為にある事にもう疑問すら抱かない。
だから生きるって苦しいけど、せめて現実に居る時間を減らしてあげたら
辛さも減るでしょう?だから私、ずっと寝ていたいの。


ソレはソレ。電話はする。友達は大事。
こんなブルドッグみたいに圧縮した様な顔を見られたくないから
私だけ音声だけで通話。二人とも、元気そうだった。
とりあえず私みたいにわかりやすく圧縮されたりはしてなかった。
でも健常者は辛さを隠すのが得意だから出来るなら会って話したかった。


もう私一生寝てるから、この二人の辛さを背負ってあげられたら
良いのにとか意味わからない事を思った。
そしたら私が苦しむことには立派な意味があるって思えるし。
今の私の苦しみは誰のものなのかすらわからない。
多分私のものではないと思う。

いつも私は自分が誰なのかがよくわからないし。
「あん」の全ての記録が保存してあるメモ帳を持ってるってだけ。
「あん」の事を他人には完璧に説明出来るけど、自分へは出来ない。
他人用の説明では内なる自分に「なんか違う」って言われる。

声みたいに自分が聞いてる声と他人に聞こえる声は違うのかもしれない。
他人から聞こえる私は消してしまいたい位気持ちが悪い。
自分をどれだけ理想に近づけたって人から見たら全然
美しくも何ともないんなら、何をしたって意味がないじゃないか。
酷く興覚めだ。


私の努力が足りないんだろうか。
寝てばかりいないで走り廻ればいいと言われる。
外に出て働けと言われる。

「そんな気になれない」

という理由で何もしないでいる私が悪いんだろうか。
努力は嫌いだ。面倒だし、「努力は裏切らない」はだ。
私は何度も「足りない」と言われて裏切られている。
実らない努力は無に等しい。
実るまで続けることを考慮に入れて努力していかなければならない。
けれど私は実らない事をいつも望む。
ずっとそうして待ち続けていられるなら、その努力は好きだ。


そんな気になれない。
じゃあどんな気なんだろう。
毎日寝ても覚めても夢を見て、それ以外の現実では皆が私を
「起こそうとする」からイライラして皆嫌い。

 


突き抜ける夏の空みたいに透明な夢を永遠に見ていたい。

それだけ。

すごいシンプル。

叶えばいいのに。

 

叶いますように。